【ムダ毛】処理の意外と知らない間違った5つの思い込み!

ムダ毛処理は、冬は服などでムダ毛が見えない事もあり
処理をあまり行わないのに対し、
夏は腕や脚を出す機会が多くなる為に
処理を頻繁に行う必要があります。
ムダ毛とは、すね毛、腕毛、脇毛、腹毛、背中の毛、などで、
髪の毛、眉毛、まつ毛、ヒゲなどの毛を除く
あまり役に立つことのない毛に対して用いられます。
特に女性の美容上、すね毛や腕の毛、脇毛などは
好まれないために、ムダ毛として処理されています。
Contents
ムダ毛の処理方法の注意点
ムダ毛の処理方法としては、
毛抜き、剃る、シェーバー、脱毛ローション、
脱毛ワックス、脱毛テープなどの自己処理から、
美容外科や皮膚科、エステサロンで受けることのできる
レーザー脱毛や電気脱毛などの永久脱毛までその方法は様々で、
実際どの方法で行うかは多くの人が悩むところです。
自己処理は肌に負担を与え、炎症・埋没、ブツブツが
残ってしまったりというトラブルの原因になることもありますし、
永久脱毛は一回で終わるわけではないので、
何回で終わるのかという不安や、必要以上にコースの
勧誘をされてしまうのではないかという不安があったり、
そのほかにコースの金額がいくらかかるかなど、とにかく不安がつきものです。
デリケートな話題でもあるので、なかなか人に相談できずに、
正しい処理を行わずに自分で肌トラブルなどを招いてしまう人もいます。
そこで、今回はそんなムダ毛処理についてお話していきます。
《体毛の生えるメカニズム》その1
体毛の生えるメカニズムは、脇毛でもすね毛でも、
また髪の毛も全く同じ仕組みで生えてきます。
すべての毛は、つねに生え換わっています。
ムダ毛には3つの状態があります。
すなわち、「休止期」、「成長期」「退行期」です。
この状態が周期的なので毛周期といいます。
1、休止期
毛根が休んでいる状態のこと。
この期間にある毛穴からは、毛が生えていません。
レーザー脱毛のレーザーは黒いものに反応します。
休止期にある毛は、黒くない(毛が存在しない)ので、
このレーザー脱毛は反応しません。
レーザー脱毛をする場合、一回の施術では終わらず
半年以上かかってしまうのは、この休止期の毛が、
次の段階である成長期になるのを待たなくてはならないからです。
なお、脱毛クリームも、脱毛ワックスも、
この休止期の毛にはいずれの方法でもアプローチできません。
《体毛の生えるメカニズム》その2
2、成長期
毛が伸びてゆく時期。
毛の根元部分である毛根で細胞分裂が活発に行われます。
3、退行期
細胞の分裂がおさまり、自然に毛が抜けてゆきます。
このように、どこの毛も同じように毛周期を持っています。
ただし、毛の生えてる場所によって「成長期」の長さは異なります。
髪の場合、成長期が約1年から3年もあるのに対し、
脇の場合2~3ヵ月と成長期が少ないのです。
この違いは、毛を伸ばし続けてみると実際に目で見て確かめることができます。
切らずに伸ばしていくと髪はどこまでも伸びていくのに対して、
脇毛は、ある一定の長さになると止まってしまいます。
ムダ毛の自宅での処理方法その1
まず、自宅での処理方法です。
・脱毛
毛抜き・ワックス・電動脱毛器・脱毛テープ・
脱毛ジェルなどを使用してムダ毛を抜く方法です。
しっかり抜くことができれば、根元から抜くことになるので、
その効果は2~3週間と長く続きます。
しかし、脱毛時には毛を引き抜くという物理的な刺激がある為、
痛みを伴い、毛穴が炎症や細菌感染を起こしやすくなります。
・剃毛(シェービング)
かみそり、電気シェーバーを使用してムダ毛を剃る方法です。
痛みがなかったり、安全性が高いなどのメリットがある一方で、
効果が長く続かないので頻繁に行う必要があります。
また、処理後にムダ毛の断面が広くなるために黒く目立ち、
毛が濃くなった様に見えたり、毛先がチクチクする、
肌のツルツル感がないというデメリットがあります。
ムダ毛の自宅での処理方法その2
・除毛
除毛剤を使ってムダ毛の成分を科学的に分解して、溶かす方法です。
皮膚の上に出ている部分だけを溶かして毛根は残っている為、
その効果は長続きしません。
痛みがなく、一度に広範囲の処理をすることができます。
・脱色
脱毛剤(脱色クリーム、オキシドールなど)を使用して
ムダ毛の色を薄くして目立たなくさせる方法です。
金色のうぶ毛の様になり自然に見えますが、脱色したムダ毛の下から
新しく黒い毛が伸びてくると、見た目が不自然になります。
使用に適しているのは、太くて濃い部分ではなく、産毛や細い毛質の部分です。
・抑毛
ムダ毛の発生・育成を抑える方法です。
使い続けると毛の成長が抑制され、生えてくる毛の量が減り、太さが細くなります。
アイテムには、抑毛剤入りソープ、抑毛ジェル、抑毛ローションがあります。
自己処理で起きるトラブルの種類その1
ムダ毛の自己処理は、自宅で気軽にできるよさがある一方で、
どんな方法でも肌をいためることになります。
自己処理で起きるトラブルは主に以下のものがあります。
・埋没毛
無理なムダ毛処理をした際、皮膚の再生サイクルが
毛の再生サイクルよりも早い為、毛穴が塞がってしまい
皮膚の中で毛が 再生してしまうものです。
毛の発育が止まると自然に排出され、
自己処理を中止して1年くらいで肌は元の状態にもどります。
・毛のう炎
ムダ毛処理で傷ついた皮膚や広がった毛穴から細菌が侵入し、
毛根の周囲に赤み・腫れ・化膿などの炎症が起きて痛みを伴うものです。
傷痕がしみとして残ってしまい、
色素沈着などにもつながってしまいます。
原因は、不衛生な環境で処理することや
不衛生な器具を使用する事にあります。
たとえばカミソリでの剃毛の際に、シェービング専用の
ジェルなどを使わずに、ボディソープの泡で剃ることなどでも起きやすくなります。
自己処理で起きるトラブルの種類その2
・はんこん
皮膚が傷つくと再生して新しい皮膚が作られますが、
治った後に傷痕が残ってしまうものです。
元の皮膚よりも硬くなってしまう為、皮膚がザラついたり、
色素沈着してしまう事もあります。
何度も同じ部位のムダ毛を処理を繰り返すと、
毛穴が鳥肌のようにブツブツと目立ってしまいます。
永久脱毛(医療電気脱毛)
では次に、美容外科や皮膚科、エステサロンで受けることのできる方法についてです。
毛穴に差し込んだ針に電気や高周波を流し、
毛根部を破壊する事で発毛を抑制する方法です。
針を差したり電気や高周波を流したりする事から非常に強い痛みを伴います。
毛穴の一つ一つに針を差し込む為に治療も長期間かかりますが、
永久的な効果が得られる処理法です。
永久脱毛(エステ光脱毛)
医療電気脱毛が医療機関でしか使用できいない為、
エステでは同じ様な機能がある光脱毛器を使用します。
光脱毛とは、強力な白色ランプから出る様々な波長が
混ざった光を毛の毛根部に照射してメラニン色素に反応させ、
毛の再生組織を破壊する方法です。
医療行為に当たらない程度にレーザーの出力を調節して抑えている為、
医療電気脱毛よりは効果は出にくくなっています。
肌への負担は少なく、痛みがほとんどないことや、
処理時間は短時間で済むこと、体のほとんどの部分の処理が可能であること、
医療電気脱毛による処理よりも安ついての価で行えるという点で人気のある方法です。
また、肌色や毛色に関係なく処理できたり、
様々な波長の光が出ている為、医療電気脱毛では困難な
深部にある毛包み・軟毛・うぶ毛の処理も可能です。
処理後は毛がなくなる事で毛穴がふさがる為、
毛穴が目立たなくなり肌のきめが細かくなるなど、美肌効果があります。
以前は、ムダ毛の処理というと肌の露出の増える夏に行うもの、
というイメージでしたが、最近のファッションの傾向として
冬でもコートの下は半そでやノースリーブを着たり、
またそれだけではなく、一年を通してムダ毛の処理をするということが
女性としての身だしなみの一つになってきています。