放っておいてはダメ!冷え性を卒業する8つの効果的な運動

低体温と低代謝
産まれた時から冷暖房の効いた室内で過ごし、汗をかかない生活を送っていると、汗腺が少なく機能が発達しないままの身体になって行きます。
人間は生まれた環境によって汗腺の数や機能が変わってくるため、こういう現象が起こってくるのです。
汗腺が少ないと汗をあまりかかなくて良いような気もしますが、
汗をかかないことが身体に与える影響はたいへん大きいのです。
汗をかかないと体内に熱がこもって放射出来なくなります。
そうなると、身体は熱を作ることを止めてしまいます。
熱を作れない体は、低体温や低代謝の状態になり、様々な機能が低下して不快な症状が現れてきます。
低体温のため基礎代謝が低下することは、身体の血液やリンパ液などが
循環しなくなり、栄養や酸素を送ることが出来ません。
老廃物が流れなくなって、どんどん溜まってしまいます。
低体温や低代謝を改善するために、熱を作り出す筋肉を付ける事が必要になります。
しかし、急に筋トレは出来ないので、循環を良くするための工夫をしていきましょう。
また、低体温や低代謝は女性にとって、美肌やアンチエイジングの妨げになります。
肌だけでなく髪にもツヤが無くなって、老け顔になってしまいます。
代謝が低下すると、肌や髪に血液や栄養分がいかないことや、
古くなったコラーゲンが排出されないで、溜まっているために起こってしまうのです。
このような状態にならないために、日頃からの生活習慣や食生活に気を付けて、
いつまでも若い肌とツヤのある髪をキープして、汗腺が正常に機能するような
工夫をしていく事が大切でしょう。
Contents
足裏のツボから全身を刺激する正しいウォーキングの仕方
①肩の力を抜いて背筋を伸ばし、おしりを引き締めて真っ直ぐ前を見て歩きます。
②つま先は進行方向に向け、かかとから着地します。
③歩くときは足の裏全体に体重をかけ、歩幅はなるべく大きくとり、腕は軽く曲げて
大きく振ります。
足の裏には、いろいろなツボである、胃腸、肺、肝臓、脳、腎臓、目や耳などたくさんありますが、
歩くことによってこのツボがバランス良く刺激され、全身の血行が良くなります。
またよく言われるように、歩くことでα波やセロトニン、β-エンドルフィンなどの
快感ホルモンも脳細胞から分泌されるため、精神的にも良い効果があります。
歩くことで呼吸も深くなり、風邪や気管支炎などの呼吸器疾患の予防にも効果的です。
自宅でできる下半身運動のスクワット
①肩幅よりやや広めに足を開いて立って、両手は頭の後ろに持っていきます。
②その姿勢から、そのまま息を吸いながら、しゃがみます。
③次に、息を吐きながら立ち上がります。
スクワットは、下半身運動の王様と言われるくらい、下半身の筋肉のほとんど全てに
刺激を与えることができるので老化防止効果は抜群なのですが、なかなか持続して
運動するのがつらいかもしれません。
下半身の運動というのは一般的に疲れやすいですから、ややもすれば長続きが
難しいかもしれませんが、スクワットはとにかく効果は抜群です。
ウォーキングする時間や場所すらない方には、スクワットはオススメします。
筋肉を発達させ、産生熱量を多くするためには、スクワットで下半身に少し負荷をかけることも大切です。
はじめは10回(1セット)くらい繰り返すと息が切れてきますので、そこでしばらく休み、
合計で50回(5セット)くらいやるといいと思います。だんだん物足りなくなってきたら、
1セットの回数を15回、セット数を7セットにするなどして増やしていきましょう。
膝や腰に負担をかけないもも上げ運動
①上体が前かがみにならないように、背筋を真っ直ぐ伸ばし、両足を揃えて片方ずつ太ももを引き上げます。
②左右交互に10回ずつを1セットとし、5から10セット行います。筋力が付いて物足りなくなったらセット数を増やします。
スクワットが苦手という方には、もも上げ運動はオススメです。この運動は膝や腰に負担がかからず、
腹筋を鍛える効果もあります。
関節を痛めることなく、筋肉を鍛えられる簡単な反復動作ですので、
ぜひ実行してみて下さい。
ほどよい負荷をかけることで、下半身の毛細血管が増え、全身の血行が促進され、
上半身に溜りすぎた血液が下半身に循環する効果があります。
1分で50分のウォーキングと同効果のフラミンゴ療法
①1分間、片足立ちで立ちます。その姿勢を1分間保ちます。それを交互の足で行います。
普段人は両足で身体を支えていますが、これを片方の足だけで支えると、
いつもの倍以上の重さが下半身にかかります。
そのため、片足で1分間立つと、約50分ウォーキングをやるのと同じくらいの効果があります。
自然の腹巻きを作る腹筋運動
①膝を曲げて行う腹筋運動は、両方の足を揃えて仰向けに寝転がり、両膝を曲げながら胸に近づけます。
②次に膝を伸ばしながら、ゆっくり元の姿勢に戻します。
これを5から10回繰り返して1セットとし、5から10セット行います。
腹筋運動は一般的には足首を固定して上体を起こす方法ですが、これだと腹筋の強い人しかできないので、
膝を曲げて行う腹筋運動は、誰にでもできますのでオススメです。
腹部には大切な臓器がたくさんあるのに骨がないため、縦に走る腹直筋、横に走る腹横筋、斜めに走る
腹斜筋の三層の筋肉で内臓を保護しています。
これらの筋肉は量的にもかなり多いので、腹筋を鍛える事で基礎代謝も上がります。
それはどういうことかと言いますと、肝臓、腎臓をはじめ、産生熱量の多い内臓の
血流がよくなり、免疫力も高まります。
刺激したい筋肉に力を入れるアイソメトリック運動
アイソメトリック運動というのは、同じポーズを保ったまま、刺激したい筋肉に力を入れるというものです。
いつでも簡単に気楽に行えます。
しかも筋肉への刺激効果・体熱産生・血行促進にも効果があります。では具体的には、次の6つがあります。
■手を胸の前でかぎ形に組み、力を入れて両方に7秒間引く運動
上半身の筋肉を強化します。
■両手を組んだまま両手を後頭部に回し、両側に7秒間引く運動
あご、背筋、腹部の引き締めに効果があります。
■両手を組んだまま両手を後頭部に回し、そのまま腹筋に7秒間力を入れる運動
ウエスト周りの引き締めに効果があります。
■両手を組んだまま両手を後頭部に回し、両足の太もも部分に7秒間力を入れる運動
ヒップ、太もも、ふくらはぎの引き締めに効果があります。
■両手を組んだまま両手を後頭部に回し、そのまま腰を落とし、臀部から下肢に7秒間力を入れる運動
下半身全体の筋力がアップする効果があります。
■ゆっくりと膝を伸ばして立ち上がり、直立した状態でつま先立ちの姿勢を7秒間保つ運動
ふくらはぎの引き締めに効果があります。
あまり回数に拘らずに疲れない程度に行えばいいですので、継続することが大切です。
上半身を鍛えて猫背を治す腕立て伏せ運動
腕立て伏せは、床と平行になって行うことが望ましいのですが、それができない方は、
立ったまま壁に両手をついて肘を曲げる「壁腕立て伏せ」がオススメです。
①壁に向かって両手をつきます。その時、手は肩幅より広げます。
②脇を締め、肘を曲げて壁に胸を付けていきます。
③肘を伸ばし、元の姿勢に戻ります。
背筋を伸ばした姿勢を保つためには、背筋、僧帽筋などの筋肉を鍛える必要があります。
猫背の姿勢は、内臓にも負担がかかって不健康にもなります。
「壁腕立て伏せ」によって、大胸筋や背筋など、上半身に存在する筋肉のほとんどを
刺激し、鍛える事ができる運動です。
簡単に上半身を鍛えることができるバンザイ運動
①肩幅くらいに両足を開いて立ち、両手を挙げて肘と脇腹を伸ばしてバンザイをします。
②そして勢いよく上げた両手を降ろし、また上げます。
10回を1セットとし、5セットくらいから始めて、慣れてきたらセット数を増やします。
肩や肘、腕の筋肉が痛くて「壁腕立て伏せ」もできない方は、バンザイ運動をするだけでもよいです。
これによって胸郭を拡張し、上半身の筋肉のストレスをとる働きがあります。
あまりにも簡単で平凡にみえるかもしれませんが、何よりも継続することで
肩周りがすっきりします。
出典 「冷え」をとれば9割治る
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