坐骨神経痛、手術しなくても治る方法があったら、知りたくないですか?

この記事を読むことであなたが得られること!
腰の激痛、足のしびれがみるみる改善し、手術しなければ治らないとも言われてきた坐骨神経痛を、自分で治せる方法を知ることができます。若い頃からぎっくり腰を繰り返している人に役立ちます。
Contents
推定患者数240万人。こんな人はズバリ坐骨神経痛の予備軍です!
あなたは、こんな症状で悩んでいませんか?
・足やお尻に、どこと特定できないような弱くて鈍い痛みがある
・おもりでもつけられたように足がだるい
・靴を履こうとすると、足がしびれるように痛む
・足指に何かはさまっているような違和感がある
・休みながらでないと歩くことができない
その痛みがみるみる改善する方法をお話します。その前に、「坐骨神経痛」と聞いて、
あなたはどんなイメージを思い浮かべますか?
①加齢とともに多くの人が悩まされる神経痛
②足の痛みやしびれがなかなか取れず、治すのを諦めて付き合うしかない
③放っておいても、そんなに大事には至らないだろう
①②③とも、全て間違いです。坐骨神経痛に悩まされている人は、何も
高齢者だけではありません。20代、30代の人で足のしびれや痛みに悩んでいる人は
たくさんいらっしゃいます。
また坐骨神経痛は「治療をしてもなかなか治らない病気」ではありません。本当の原因を
しっかり見極め、適切な対処をすれば必ず治すことができます。
それに坐骨神経痛は放っておくと、どんどん悪化してしまいます。しかも症状が
ひどくなると、歩行に支障が出てきて、仕事ができなかったり、寝たきりになって
しまったりといった一大事につながってしまうこともあります。
坐骨神経痛に悩まされている人の最初に表れる症状は、腰痛です。椎間板ヘルニア、
脊柱管狭窄症を原因として、まずは腰が痛くなります。
そしてそれがお尻や足にまで伝わっていきます。お尻や足がピリピリしたり、チリチリとした
しびれの症状に襲われます。歩くのでさえ、ひと苦労することもあります。
さらに次は言いようのない「だるさ」や「脱力感」が襲ってくるようになります。
足の感覚が鈍くなり、足にちゃんと力が入らないような状態が続いて、こむら返りを
起こすこともしばしばです。
これが一般的な坐骨神経痛がたどる流れです。もし何も対策を取らずに放っておけば、
こうした流れを何度も繰り返し、どんどん状態が悪化していってしまうことになるでしょう。
坐骨神経痛は”病名”ではないことを知っていましたか?
まず坐骨神経痛というのは、”病名”ではありません。病名と思っている人が多いのですが、
坐骨神経痛はあくまで”症状名”です。つまり椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などの
腰痛によって引き起こされる症状のひとつを指しています。
坐骨は骨盤の一番下にある骨で、足方向へ向かっている神経(坐骨神経)は確かに
この骨の近くを通っています。ただこれは坐骨の近くを通っている骨だから、
「坐骨神経」という呼ばれ方をされているというだけの話なんです。
坐骨神経痛のいろいろな症状は、別に骨盤の坐骨周辺でトラブルが起ったことによって
もたらされているわけではないのです。
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坐骨神経痛の症状が発生する原因は、【腰椎】にあります。
足の運動や知覚を担っている神経は、腰椎部の脊髄から坐骨付近を通り、
足先方向へと長々と延びています。この腰椎部で腰痛トラブルが発生し、
神経がしきりに圧迫されるためにしびれや痛みなどの症状が引き起こされるのです。
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腰椎で神経が圧迫されているので、足先へ向かう神経の伝達が悪くなり、
足やお尻にしびれや痛みを感じたり、足の感覚が麻痺したりするのです。
ですから覚えておいてほしいのは、足先や太腿、お尻などがしびれたり痛むのは、
それぞれの部位に問題があるわけではなく、腰の腰椎部分に問題があるから
起きている問題なんだなということをしっかり頭に入れておいて下さい。
「足のしびれ」を甘く見ると、後でとんでもないことになります!
坐骨神経痛をかなり悪化させてしまってから、治療に訪れる人のお話ですが、
あなたにもこんな経験がおわりではないでしょうか?
「まさか、歩けなくなるほどの大事になるとは思わなかった」
「足がピリピリするのは気になっていましたが、何なのかわからなかったし、何をすれば
いいのかもわからなかった。そのうちにどんどん悪化してきてしまって……」
「最初は時々しびれるくらいで仕事にも支障はなかったので、そのうちよくなる
だろうくらいに思っていました。まさか、こんな事態になるとは……」
いかがでしょうか。坐骨神経痛の症状を放置するのは禁物です。しびれ、痛み、だるさ
麻痺などの症状を少しでも感じたなら、この後お話します、適切な対処をして解消
しなくてはなりません。
これだけは知っておきたい、”しびれる前”と”しびれた後”の深刻度!
手や足のしびれは、しびれる前としびれた後ではトラブルの影響度が全然違います。
「しびれ」というのは、神経にまで悪影響を及ぼし始めたことを示しています。
すなわち、足やお尻にしびれ症状が表れてきたら、それは腰椎の疲弊や衰弱の
度合いが、もう我慢の限界を突破してしまったというサインと思って下さい。
それにしびれ症状が出る前であれば比較的治りやすいのですが、しびれが出始めると
だんだん治りにくくなってきます。放っておいたら症状は悪化し、どんどん身動きが
取れなくなってしまいます。寝たきりのように体を動かせなくなってからでは
遅いのです。
意外に知られていない坐骨神経痛の発生メカニズムとは!
多様な症状が現れる発生メカニズム
坐骨神経痛の症状は、神経が腰椎のどの部分で圧迫されているかによって、
症状や出現する部位が違います。ということは、しびれや痛み、だるさなどの
症状の現れ方や現れる部位も人によって様々だということです。また痛み→しびれ
→だるさというように、時期によって症状が変わるのが普通です。
具体的には、どんな訴えが多いかと言いますと、
「足や足先にチリチリと焼け付くような痛みを感じる」
「かかとが痛く、かかとを上げるのが辛い」
「10分も歩いていると足がしびれてくるので、休み休みでないと歩けない」
「夜中、寝ている時にこむら返りを起こし、激しい痛みで目が覚める」
「足にうまく力が入らない」
「足の底の皮膚が厚くなったような気がする」
「足の親指と人差し指の間に何か物が挟まっている感じがする」
「足や足先が冷たく、血液が通ってないような感じがある」
「靴紐を結べない」
「スリッパがすぐに脱げそうになる」
「階段でよくつまづくようになった」
あなたはこんな症状に悩まされてはいませんか?
これらの訴えを見れば、実に多様な症状があることがおわかり頂けると思います。
椎間板ヘルニアの激しい痛みやしびれ
椎間板ヘルニアの激しい痛みやしびれの元はどこかと言いますと、腰椎です。
トラブルの原因は、「椎間板ヘルニア」と「脊柱管狭窄症」です。
まずは椎間板ヘルニアについてお話します。
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・若い人から高齢者まで、多くの人が悩まされている腰痛。
・「椎間板」とは、背骨の骨と骨の間に座布団のように挟まっている組織のこと。
・この座布団はクッションの役目を果たしていますが、20代後半から老化し始める。
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普段から習慣的に前かがみの姿勢をしていると、椎間板に大きな力がかかりやすく、
耐久性が落ちやすくなります。こうした耐久性の低下が進むと、腰にかかる荷重負担
を椎間板がだんだん持ちこたえられなくなってきて、椎間板自体が押しつぶ
されていきます。さらに強い力がかかると、「髄核」という中身(ヘルニア)が
外部へはみ出して、それが神経に触れて、痛みやしびれなどの症状をもたらすように
なります。ただ、症状が現れるのは、たいてい左右どちらかの片側の足腰のみで、
両側とも痛むことはめったにありません。
脊柱管狭窄症になると、休み休みでないと歩けなくなる!
脊柱管狭窄症は、50代頃から出始め、60代以降になると、ぐっと増えてくる腰痛です。
「脊柱管」とは、脊髄神経が通っている背骨の内側の管のこと。
加齢とともに椎間板が老化したり腰椎が変形したりしてねこの脊柱管がだんだん
狭くなってきます。そして脊柱管が狭くなってくると、その中を通っている
神経が圧迫されて、頻繁に腰が痛くなったり、足がしびれたりするようになります。
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脊柱管狭窄症の特徴としては、
・椎間板ヘルニアと違い、両側の足腰に症状が現れる
・歩行障害。歩き始めは無症状でも、歩き続けていると痛みやしびれの症状が出る
そのために体を丸めて歩くと痛みが和らぐ傾向があります。
・時間帯や天候の変化によって症状が左右される
・血流障害。冷えや寒さに反応しやすく、急に寒くなったときにも痛みが増します。
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いちばん厄介な【第三の腰痛】とは?
それは椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症の混合タイプです。若い時に椎間板ヘルニアに
悩まされていた人が歳を取ってから脊柱管狭窄症になり、両方の症状を併せ持つ
ようになるタイプの腰痛がたいへん多いです。
その原因については、椎間板ヘルニアで腰椎を弱らせてしまうと、脊柱管狭窄症が
進行しやすくなると考えられます。混合タイプは厄介な問題を引き起こします。
それは、椎間板ヘルニアは前かがみになると痛みが増すのに対し、脊柱管狭窄症は
体を後ろに反らせると痛みが増すのですが、混合タイプは両方痛い
ということになります。
また、椎間板ヘルニアは朝の起床時に痛みが増し、脊柱管狭窄症は夕方に痛みが
増すので、混合タイプの場合は朝も夕方も痛いということが起こりがちです。
「しびれ」「痛み」「だるさ」と縁を切る3つの魔法の方法
坐骨神経痛を防いでいくには、普段から腰椎のコンディションをよくしておく
習慣が大切です。しびれや痛みなどの症状が起らないようにするためには、
腰椎において、神経が刺激されないような状態を作り出していけばいいのです。
つまりそれは、普段から腰椎のコンディションを整えて、腰椎に疲れを
蓄積させないようにする必要があります。
それがこれからお話します、3つの方法です。日々の積み重ねの習慣は、
着実にあなたの足腰に力を付けることにつながっていくはずです。
仙腸関節ストレッチで足腰の症状が消えていく方法
仙腸関節は全身のクッション機能のカナメとなる関節です。これが正常に
機能していれば、腰椎は問題なく役目を果たしていき、痛みやしびれはなくなります。
仙腸関節ストレッチというのは、立ったままの姿勢で仙腸関節の動きをよくする
ストレッチです。やり方は簡単です。
①しびれや痛みが出る側の足を斜め後ろ45度方向に伸ばして、ベンチなどの低めの
台にのせます。
②次に痛む側の腰に手を当てて、強めにぐっと腰を押し込んでみて下さい。
押し込む方向は、後ろへ伸ばした足と腰を押す方向が一直線になるように
押し込みます。
③反対側の足もやってみて下さい。
こうすることで仙腸関節が刺激されて、動きが良くなります。これにより、腰椎に
かかる負担が軽くなり、足腰のしびれや痛みが改善されるはずです。
腰椎への体重ののせ方の、あるコツとは?
坐骨神経痛の症状は、腰椎へのほんのちょっとした体重ののせ方で、大きく左右
されることが少なくありません。要するに、体重のかかり方によるわずかな圧の違いで、
神経が触れたり、触れなかったりしているわけです。ですから体重ののせ方による
症状の出方の傾向をつかんでおくことが大切になります。
椎間板ヘルニアの人の場合は、前かがみの姿勢になると痛むのでね普段から
体を後ろに反り気味にし、腰椎の後ろ側に体重をのせているほうがラクということに
なります。
混合タイプの人の場合は、椎間板ヘルニアの症状が強く出ているか、脊柱管狭窄症
の症状が強く出ているかを見極めながら、前後どちらにのせていけば、いいかを
判断していくことになります。
ウォーキングは、”量”よりも”質”が大事な理由
足の痛みやしびれのある人にとって、本格的なフォーキングは必要ありません。
短い時間で構わないので、正しく歩くことが大切です。
関節は、使わずにいるとどんどん動きが悪くなって、機能を落としてしまいます。
なので、1日10分でいいので、正しい歩き方で歩くようにしましょう。
では正しい歩き方とは、どういう歩き方なのか?
①顎は十分引く。
②胸を張って腕をよく振る。
③腰を反らす
④足を蹴り出すときに膝をしっかり伸ばす。
⑤重心の7割を体の後ろ側にかけるイメージで歩く。
⑥視線は足元ではなく、目の高さで。
⑦後ろの肘を強く引き、体をねじる。
歩幅やスピードは意識しなくても構わないので、10分、関節を正しく動かして
歩くことに集中しましょう。
そうして正しく関節が回り出すと、足腰の症状が消えていきます。
出典 坐骨神経痛は、99%完治する
この記事のまとめ
坐骨神経痛は病名ではなく、症状だということをお話しました。正しい病名は、
椎間板ヘルニアであり、脊柱管狭窄症です。
坐骨神経痛は本当の原因をしっかり見極め、適切な対処をすれば必ず治すことが
できることをお話しました。ここでは坐骨神経痛の発生メカニズムや治し方など
についてまとめています。