美肌やアンチエイジングにも効果! 血管年齢を下げる7つの方法

今、注目されている美肌と血管力の関係。「血管力」について正しい情報をお伝えします。美肌を育むためには、外からのケアだけでは不十分で、身体の内側からのアプローチも必要です。栄養を送り込み、老廃物を運ぶ血液をスムーズに促す血管力が美肌を育む決め手になります。
オススメ関連記事
>>>美肌の秘訣は血管力にあるって本当ですか?
Contents
「血液サラサラ」が、本当は大丈夫でない理由!
血管のアンチエイジングで「血液がサラサラか、それともドロドロか」を
気にする方は多いのではないかと思います。
「血液がサラサラか、それともドロドロか」というのは、血液の状態を指しています。
これは「血液流動性検査」で調べることができます。
ある装置に血液を流し、観察していますと、健康な血液は上から下に
サラサラと流れるのですが、白血球の粘り気が強くなったり、血小板が
固まりやすくなっていると、ドロドロと流れます。
血液はドロドロしているよりもサラサラしているほうがいいのは間違いありません。
しかし、サラサラしていたら大丈夫かというとそうでもありません。
何故なら、サラサラであっても動脈硬化が進んでいるということは
あるからです。しかもサラサラな血液であっても血栓はできます。
「タマネギは血液をサラサラにする」「肉ばかり食べていると、
血液がドロドロになる」なんていう情報が溢れていますが、大事なのは、
そういう血液の状態よりも、「血管のコンディション」つまり血管力です。
=================================
血管力を上げる生活をすれば、結果的に血液もサラサラになります
=================================
「血液サラサラ」は目的ではありません。目的は、血管力を上げることです。
「納豆とココナッツオイル」を食べていても大丈夫ではない理由!
「納豆のネバネバに含まれるナットウキナーゼという成分が血栓を溶かしてくれるので
寝る前に食べると心筋梗塞の予防に役立つ」
「ココナッツオイルは、心疾患や脳血管障害のリスクを下げる」
あなたも、こんな話を聞いたことがあると思います。しかしいずれも効果は
期待できません。「○○が健康にいい」「○○を食べていれば、血液が
サラサラになる」といった情報は、次々に登場します。
そしてそのようにテレビなどで紹介されるたびに、放送の翌日には
その商品がスーパーから消えるということが繰り返されています。
しかし、これさえ食べておけば、身体に悪い習慣も全て帳消しにしてくれる
なんていう魔法の食べ物は、世の中には存在しません。
むやみに特定の食材を摂りいれて安心してしまい、他の生活習慣は省みなくなっている
方が多い気がします。特定の食品ばかりを不必要に摂りすぎたり、食事が
偏れば、かえって身体を老化させてしまいます。
「血圧、コレステロールはちょっと高めがいい」が間違いな理由とは?
「血圧、コレステロールはちょっと高めがいい」というのは、以前、私も
聞いたことがあります。メタボリックシンドロームの基準値は厳しすぎるのではないか
という議論が巻き起こったときです。2014年に人間ドック学会が報告した
新基準がそのような風潮を後押ししました。
「重大な病気にかかったことがない」「常用している薬がない」
「タバコを吸わない」「お酒も1日1合未満」
などの健康な人をさらに条件をつけて選び抜いた「超健康人」のデータが
血圧「上が88~147」「下が51~94」。これは従来言われている
「140/90以上は高血圧」という基準値よりも少し高かったのです。
LDLコレステロールも、同じように高い結果でした。
=================================
しかし、これは現在健康な人たちの数字です。今後も加齢とともに
心配ないかというとそうではありません。
このような人たちが10年、20年経って、動脈硬化を悪化させて
心筋梗塞や脳卒中などの血管事故を起こしています。
ということで、基準値をあまり緩くしてはいけません。今、ちょっと高い
という人は、10年、20年先は要注意ということなのです。
=================================
熟睡できないと動脈硬化が起りやすくなるって本当ですか?
いきなりですが、血管が老化すると、さらに眠りの質が悪くなります。
人は体温が下がったときに眠くなります。よく「寝る前にぬるめの
お風呂にはいるといい」言いますが、
それは入浴によって、いったん上がった体温が下がっていくと、
熟睡しやすいからです。ところが末梢の血管がしまって冷たいと、
カラダの内部は熱がこもったままになります。そうすると深部の体温が
下がらないので、スムーズに眠りにつけず、熟睡しにくいのです。
逆に言えば、熟睡できないという人は、血管がしなやかさを失っている
証拠です。ところで冷え性の方は、電気毛布を被ったり、靴下を重ねばきして
布団に入っていませんか? そうすると、熱を逃がせず、深部の体温が下がらないので
かえって眠りが浅くなってしまいます。そうすると美肌にもよくないということになります。
高血糖や食後高血糖で、すでに血管のダメージが始まっている!
食事で炭水化物や甘いものを摂ると、体内でブドウ糖に分解されて
吸収されていきます。そのため食後は血液中のブドウ糖の濃度が
高くなるのですが、膵臓から分泌されるインスリンの働きによって
血糖値は一定の範囲内に収まるように調整してくれます。
ところがインスリンの効きが悪くなったり、分泌が遅れたり不足したりすると、
血糖値が一定の範囲内に収まらなくなってきます。最初のうちは、
食後だけ血糖値が高い「食後高血糖」という状態ですが、血管への
悪影響は、この「食後高血糖」の段階からすでに始まっています。
高血糖が身体に悪い理由ですが、
=================================
血液中の余った糖質は、タンパク質と結びついて、終末糖化産物という
物質に変わります。この物質は活性酸素を発生させて、血管を傷つけます。
さらに血管壁の中にも侵入して、LDLコレステロールを酸化させ、
動脈硬化をより進めてしまうのです。細胞の老化の始まりです。
=================================
美肌によい血管力をつける食事
油は動物性より植物性がヘルシーは正しいか
まず結論から言えば、美肌効果のための血管力を上げる食事のコツは
オメガ3系の油を摂ることです。
とても大事な事ですが、健康に悪そうに聞こえる動物性脂質の中にも
「摂らなくても良い脂質」と「積極的に摂りたい脂質」があり、
植物性脂質の中にも「摂らなくても良い脂質」と「積極的に摂りたい脂質」が
あるということなのです。ですから、「動物性」か「植物性」かで
分けるのではなく、
=================================
大事なのは、オメガ3系か、オメガ6系か、オメガ9系かなのです。
そして大事なのは、バランスです。オメガ3系もオメガ6系もどちらも
摂らなければいけないのですが、摂る比率は、1:1です。オメガ6系の
比率が高いと、動脈硬化が進み、血管が老化しやすいことがわかっています。
=================================
ココナッツオイルは本当にダイエットに効くの?
まず結論から言えば、糖質制限をしていない普通の人にとって、
ココナッツオイルは、ただの脂肪にしかすぎません。
美容と健康に対する効果がとても多く紹介されていますが、ココナッツオイル
が注目され始めたキッカケは、アルツハイマーへの改善効果が
認められたことでした。
私たちの脳は、普通、ブドウ糖をエネルギー源として使っています。ところが
アルツハイマーが進行すると、脳でブドウ糖が使えなくなってしまうのです。
ココナッツオイルの主成分は、肝臓で代謝されてすぐに「ケトン体」という
物質が作られます。「ケトン体」は、脳にとって第二のエネルギー源。
ブドウ糖が不足しているときには、脳は「ケトン体」もエネルギー源として
使うことができます。しかし一般の人にとって、ブドウ糖がエネルギー源として
使えているのに、さらに「ケトン体」が加わったらどうなるのでしょう。
ココナッツオイルを飲んだところで、脳は「ケトン体」を使いません。
ですから、余計な油を食べている分、太りやすくなるだけです。
ココナッツオイルを推奨している専門家というのは、たいてい徹底した
糖質制限を行っている人たちです。
サプリを飲んでいれば野菜が不足気味でも大丈夫なのか
野菜には様々な栄養素が含まれていることは、いちいち言うまでもありません。
通常のビタミンやミネラルの他に、抗酸化作用を持つ成分も多く含まれています。
トマトのリコピンやカボチャのβ-カロテン、茄子のアントシアニンなどです。
いろんな種類の野菜をバランスよく食べることが大事です。
ただ特定の栄養素が不足していることをちゃんと意識し、サプリメントで
補うことは良いことだと思います。しかし野菜の種類によって違う多彩な
栄養素をサプリメントで補うのは結構大変なことです。しかし、それでも
世の中には、ほとんど全ての栄養素を網羅している素晴らしい
サプリメントが販売されているのも事実です。
コンビニ弁当は身体に良くないは本当か?
結論から言いますと、コンビニ弁当は選び方次第でヘルシーな食事に
なります。
例えば、鶏肉やゆで卵、ツナなどが上にのっているサラダです。
ポイントは、野菜がたくさん入っていることと、タンパク質が
トッピングされていることです。
注意することは、ポテトサラダ、マカロニサラダ、カボチャサラダ、
コーンサラダなどは炭水化物ですので、ご飯やパンを食べるときは、
避けたほうがいいことです。
それとコンビニのサラダにはドレッシングがついていますが、
全部使い切ると、それだけで塩分が1g前後になってしまいます。
ですからドレッシングは控えめにして、その代わりチーズなどを
トッピングすればいいと思います。チーズは良質なタンパク質ですので、
オススメです。このようにコンビニ弁当も選び方次第で、ヘルシーな
食事になります。
血管力をつけるための簡単な運動
運動が血管のアンチエイジングによい理由とは?
健康のためには運動することがいいことは誰でもわかっていることです。
でも多くの人は、面倒な運動は抜きにして、健康になりたいと
思っています。
まず、何故運動すると血管のアンチエイジングになるのかを
お話します。すでに少し触れたかと思いますが、血管の若返りの
カギを握るのが一酸化窒素(NO)です。
一酸化窒素(NO)には血管を広げる働きがあり、有酸素運動を行うと
血管内皮細胞が活性化され、NOの分泌が促進されます。
また運動すると「ブラジキニン」という物質が放出されますが、
この物質もNOを活性化してくれます。
さらに「ブラジキニン」は、筋肉細胞の中にある「グルットフォー」
という物質を細胞に運び、血液中のブドウ糖を細胞内に吸収しやすく
する働きもあります。つまり血糖値が下がるということです。
ですから血管を若返らせる運動を普段の生活に取り入れて欲しいと思います。
次に簡単にできる運動方法をご紹介します。
1日30分でOK。血管力がつく簡単な運動方法
簡単な方法として、毎日だいたい30分、しかもまとめて30分ではなく、
合計して30分でOKです。ちなみに運動は、一度に30分以上続けなければ
効果がないというのは間違いです。
こまめにやるだけでも、糖や脂肪がちゃんとエネルギーとして消費されるのです。
例えば、掃除機をかけるとか買い物に行く、洗濯物を干すといった家事も
身体を動かしますから運動時間にカウントできます。またちょっと遠い
スーパーまで足を運んで見る、最寄りの駅まで自転車ではなく歩く、
数階の移動は、エスカレーターやエレベーターを使うのではなく、
階段を使うなど、少しずつ工夫をすると、結構、運動時間を
確保することができます。こうしていつでもどこでも、ササッとできる
運動をして、合計30分をめざして、生活に取り入れましょう!
オススメ関連記事
>>>美肌の秘訣は血管力にあるって本当ですか?
出典 人は血管から老化する
この記事のまとめ
血管年齢という言葉を聞きますが、最近話題の「血管力」について
美肌効果と「血管力」についてポイントをお話しています。